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【ナイショ話12】島が恋しい、何より海藻が恋しい~

2020年8月21日(金)

 2020年のこの夏、迷った挙句に結局は佐渡に渡ることができなかった。まぁ、島の魅力は夏ばかりではないし、個人的には「海藻王国・佐渡島」が一番の魅力だと思っている。

高い山もなく、本土よりも比較的暖かい佐渡では、冬から海藻が採れる。小木や相川などで見かける岩ノリ採りは冬の風物詩として知られている。ノリが生えた場所を佐渡ではシマと呼び、そこから《へぎとる》ということから別名「シマヘギ」とも呼ばれ、さっとあぶって調理するだけで最高のお吸い物やみそ汁に。感激すること間違いなしの味わいだ。春はギンバソウやナガモ、4月ころからワカメやアラメ、メカブ採り、そのあとの時期は島の名物「巻きえご」の原料のエゴ草や、モズク、テングサと続く。

 海藻は島の一般家庭でも採り、料理もよく作られているが、中でも多いのがトコロテン。前年に採って乾燥させたテングサが大活躍だ。寒天を突く道具も各家庭にそろっている。突きたての冷えたトコロテンは、濃くて歯触りもよく、たまらないうまさ。郷愁をそそる秀逸の味わいを思い出すたび、島が恋しくなる。

(編集 TAKO)

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