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【ナイショ話6】〈てんてこ米〉の伊藤くん

2020年8月6日(木)

 2020夏・13号の「エール大集合 佐渡」と「お取り寄せ帖」に登場いただいた佐渡市で米を栽培している農園みづちの伊藤竜太郎くん。新潟市西区出身で、移住から5年を迎える。栽培する米の名前は「てんてこ米(てんてこまい)」。お米を買ってくれた人には、自身が撮影・制作するフォトブック『粒粒辛苦録(りゅうりゅうしんくろく)』を付けて発送している。

 2年前に初めて会ったとき、ピアスを片耳に5つ付けた若い青年に少々警戒したが、取材後、彼の考えの奥深さや人柄の温かさに深く感動している自分がいた。なかでも、この地に伝わる民芸品「絞張馬(しめばりうま)」の話に心打たれた。

 現在では絞張集落の蝦名(えびな)雪江さんだけが制作しており、数種類の稲わらを使うため、専用に米を栽培。高齢の蝦名さんを助けるため、伊藤さんは材料となる米の栽培を始めた。自分が受け継ぐことで、蝦名さんたちがやってきたことの証を次の世代につなぎたい、という思いからだ。取材のときにいただいた、玄関に鎮座する絞張馬が、日々私にエールを送ってくれている。  

(編集 たかまる)

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